2016年6月6日月曜日

ITに関する契約で繰り返されるトラブル(前編)

IT関連の業務に関する契約については、もう何年も同じようなトラブルが繰り返されていると言われています。


雑誌等でもそういったトラブルに関することが度々取り上げられ、トラブルを未然に防ぐ方法、トラブルへの対処法といった内容の特集が組まれてきました。

いくつか有名な裁判例もあり、そういった情報からトラブルの一端を知ることにもなります。

それでも同じようなトラブルがなくならないのはなぜでしょうか。


理由はいくつかあると思います。


例えば、ベンダ(開発会社)等や発注者側が大手の場合には、法務によるチェックがあると思われる一方で、中小の場合そういったことができていないという点が考えられます。


また、大手のベンダ等の場合、多くの案件(プロジェクト)をこなすうちに、契約締結・履行の蓄積ができているということが考えられます。

その一方、エンジニア等が独立して自らが契約に関して締結や契約内容の管理、契約履行というところまでをやる必要が出てきたときに、そういったことを理解せずにとにかく仕事を得たいということから契約関係をおろそかにしてしまっている事例も見受けられます。


新規独立はある程度の数があると思われますので、そういった企業が上記のような状況であれば、同じトラブルが繰り返されるというのも納得できるところです。


あるいは、裁判例や、そういったものを取り上げた雑誌、書籍を見たとしても、「自分のところには関係がない」と思っていることがよくあります。


「自分のところには関係がない」と思っていたことが自分のところでも起こってしまった、というのが、同じトラブルが繰り返されている、ということではないかと思います。


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