2016年6月13日月曜日

ITに関する契約で繰り返されるトラブル (後編)

IT関連の業務に関する契約について、同じようなトラブルが繰り返されているのはなぜでしょうか。

別の観点から見ると、トラブルへの対処法として提示されている内容への反発(?)のようなものがあると思います。


契約に関するトラブルへの対処法としては、契約書の作成(その前提として、契約のしかた)があげられるわけですが、現場の声としては、

そんなことやっていられない

というものが多いのも事実です。


このようにしたらトラブルは軽減できる、というアドバイスがなされているのにもかかわらず、そんなことはできません、と言っているような感じです。


契約に関しての単純な知識不足、ということもあると思います。


契約というのは法律に関わることですので(「契約」自体が、当事者間にとっての「法律」ということができます。)、ある程度の知識がなければ理解できないのも事実です。


そういった知識なく契約をしている、ということからトラブルが生じるということも考えられます。


契約に関するトラブルの原因は一つではなく、様々な要因が絡み合っていることが多いと思われます。


一方で、一つ言えることは、
 これまでのやり方を変えない限り、同じトラブルは繰り返される

ということです。


さらに、
 その変える努力は、現場からやっていく必要がある
ということも重要です。


企業内の法務部門や、私のような外部の専門家が、実際の業務の現場を無視して契約書(あるいはそのひな型)を作っても、
まさに「使えない」ものしかできない、‘そんなことやっていられない’ものしかできないのです。



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