2017年1月30日月曜日

最初に契約書を交わしたのに... ~ それでもトラブルになるのも「必然」...

IT契約で、
 最初に契約書を交わしたのに、後々、クライアントからの変更等でなかなか開発、プロジェクトが完成しない

ということを聞くことがよくあります。

この点は、IT契約の特徴でもあり、またIT契約に関する‘誤解’にも関連するところでもあります。


通常、ある契約を「締結」すると、あとはその「履行」が問題となります。

2017年1月16日月曜日

「制限のある」委託料で、「制限のない」業務を受けますか?

前回、IT契約では多くの場合、
 ユーザー(委託者)側は、請負契約を希望する
 ベンダー(受託者)側は、請負契約を希望する

と書きました。

しかし、(ベンダー側にとって)実際にはこれとは矛盾することを行っています。

「契約締結」の意義


IT契約においては、(全体として)準委任契約にするか請負契約にするか、ということが問題になることがあります。

多くの場合
 ユーザー(委託者)側は、請負契約を希望する
 ベンダー(受託者)側は、請負契約を希望する

とされています。

請負契約と準委任契約の基本 (後編)

IT関連業務の契約については、「請負契約」と「準委任契約」の2つの契約類型が重要となります。

この2つの契約の違いを簡単に言えば、
 請負契約は、結果が重要
 準委任契約は、プロセスが重要

ということになります。