2016年7月25日月曜日

「契約の履行」まで考えて「契約の締結」をしていますか!?

契約に関するトラブルの原因はいろいろあると思いますが、その中で、「契約を仕事(ビジネス)の流れと関連して理解していない」ということがあると思います。

もう少し違う言い方をすると、
 契約の成立(契約書を作ること)だけに注目していて
 契約の履行について考えられていない
ということです。

 「契約を締結」すること = 仕事をもらうこと(?)
だけが、重要なのではありません。

2016年7月18日月曜日

「債務を明確にしたくない」が、リスクと契約トラブルの原因に?(後編) ~ ITにおける債務とは

前回、契約をする際に重要なこととして、
 何が義務(債務)か?
 義務(債務)の範囲はどこまでか?
ということを明確にすることが重要であると書きました。

IT契約においては、それを明確にしていないので、
いつまでも業務が終わらない
となっている可能性が考えられます。

契約における義務(債務)を、単なる「負担」ととらえるのではなく、自分がなすべきことの範囲と考えることが重要なのです。

2016年7月15日金曜日

【告知】9月27日 沖縄でIT契約に関するセミナーを開催します!

IT関連業務における様々なトラブルは、契約のやり方にあるといっても過言ではありません。
(もちろん、開発スキルによる開発の失敗や、ユーザーの要望に応えられない、というトラブルのケースもありますが、それは契約以前の問題です。)

また、契約締結については、開発を始める前、あるいは交渉(相談)が始まる段階からその内容を意識しておく必要があります。

2016年7月13日水曜日

「債務を明確にしたくない」が、リスクと契約トラブルの原因に?(前編) ~ 義務を明確にすることとは

日本の契約における一つの特徴として、義務(債務)を明確にしていない、ということがあります。
(特に、個人事業主や中小企業における契約においてよく見られます。)

これには、契約当事者において、自分の義務はできるだけ曖昧にしておき、いざという場合(?)には責任を逃れたい、という意識があるようです。