契約書のタイトルは、どのようなものにするか...
「システム契約開発請負契約書」
か、それとも、
「システム契約開発委任契約書」
か...
やっぱり、
委託する側としては、完成させてもらいたいから、
「システム契約開発請負契約書」
受託する側としては、そんな責任を負いたくないから、
「システム契約開発委任契約書」
か...
と、いったことで悩まれている方や、相談されることもあります。
しかし、
契約書において、契約書のタイトルは重要ではありません。
契約書において、それが請負契約なのか(準)委任契約なのかを決定するのは、
契約の内容
によります。
タイトルが、「~請負契約書」と書いてあっても、契約の内容が委任契約であれば、それは「委任契約に関する契約書」ですし、
「~委任契約書」と書いてある場合でも同様です。
もっといえば、
‘契約書’が作成されていても、契約は成立していない
という判断がなされる可能性もあります。
契約を締結する = 契約書を作成すること
という考えをしている人が多いのですが、
契約を締結する = 当事者間において合意をすること
であり、
合意内容を書面にしたものが契約書です。
合意内容、つまり契約内容が「(準)委任」であれば、その契約書のタイトルを「請負契約」にしたからといって、「請負契約」になるはずがありません。
契約書のタイトルで悩むのではなく、
‘請負契約’だと考えているけど、本当に請負契約の合意内容になっているのか?
‘(準)委任契約’だと考えているけど、本当に委任契約の合意内容になっているのか?
という点に注意を払ってほしいと思います。
契約事項、契約内容のアドバイスから契約書作成まで対応いたします。
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