IT関連業務、特にシステム開発の分野で言われることとして、
「仕様は、システムができるまで決まらない」
というのがあります。
基本的なシステム開発の流れとしては、
要求定義の確定 → 仕様の確定 → プログラミング(実装)
となるとされています。
仕様が決まらない
という状況は、
要求事項が確定しない
ということが原因となっていると考えられます。
ところで、(確定された)仕様とは、開発者(ベンダー)側がなすべき業務の範囲を示すものといえます。
システムができるまで、仕様が決まらない
という状況が、
いつまでも仕事(開発業務)が終わらない
ということの原因になっていると考えられます。
業務の分担としては、(一般的には)要件定義は、委託者(ユーザー)側の業務と考えられており、仕様が確定しない、結果としていつまでも仕事(業務)が終わらない、ということについて、開発者(ベンダー)側としてはユーザー側に責任がある、と考えがちです。
しかし、現在の裁判例から考えるとそうもいってられません。
実務的な面の対応としては、
要件定義が確定しない場合の対応
仕様が確定しない場合の対応
ということについて、あらかじめユーザーとの間で合意しておくことが必要です。
そのためにも、
要求定義の確定
仕様の確定
ということが、開発業務の中でどのような位置づけにあり、どのように進めていく必要があるのかを、ベンダー側が説明をしていく必要があります。
【告知】
2016年9月27日に、
IT契約に関するセミナー「契約の基本とIT契約見直しのポイント」
を、沖縄で開催します!
開催概要、お申し込みはこちらをご覧ください。
☞ IT関連業務の契約書に関するご相談やご依頼は、こちらの相談フォーム、又はメールからどうぞ。
メールアドレスは、ホームページをご覧ください。
#行政書士 #予防法務 #IT契約 #システム開発 #プログラム開発 #Web制作 #契約 #トラブル #ICT #IoT
#業務の流れ #業務の範囲 #仕様書 #セミナー #沖縄
0 件のコメント:
コメントを投稿