2017年2月20日月曜日

契約は、「履行」までを考える必要がある ~ 履行すべき「内容」とは?

契約は、
締結だけではなく、履行までを考えておかなければならない

ということはとても重要です。

契約の締結ができて、
 契約の締結ができた(仕事がもらえた) → 報酬がもらえる(契約内容が履行される)
と思いがちですが、
これはちょっと正確ではありません。



実際は、
 契約が締結できた → 契約内容を履行する → 報酬がもらえる(契約内容が履行される)
となります。

通常、システム開発契約のようなIT契約の場合、
 自分の契約内容を履行しなければ、相手は履行する義務はない
という契約になっています。

では、
 自分(委託者、ベンダー、開発者側)が履行すべき契約内容(契約上の義務)
は何か、契約上(契約書上)、明確になっているでしょうか?


それが、例えば「Aというシステムを開発することだ」といっても、システムAとは具体的にどのようなものかが明確になっていないのではないでしょうか。

では、システムAがどのようなものか、というのは、どのように決まるのでしょうか?


実は、そこの部分も明確になっていないことが多いのではないかと思います。

つまり、
 自分(委託者、ベンダー、開発者側)が履行すべき契約内容(契約上の義務)は明確になっていないし、どのように決まるのかも不明である
という状況ではないでしょうか


そうすると、
契約は、締結だけではなく、履行までを考えておかなければならない
といったとしても、
そもそも履行すべき内容が分からない
ということになります。


契約は、履行までを考えておかなければ意味がありませんが、
特にIT契約の場合、その履行すべき「内容」を明確にすることが重要です。


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